ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

プリオンにケルセチンが結合すると、フィブリル化を促進してプロテアーゼ感受性を高め、緩い構造のアミロイドに変化する

Quercetin binding accelerates prion fibrillation into proteinase sensitive and loosely structured amyloids

著作名:
Kun-Hua Yu
Cheng-Ping Jheng
Cheng-I Lee
出典:
Biomedicine & Pharmacotherapy
2022
151
113177
DOI:
10.1016/j.biopha.2022.113177
キーワード:
プリオン
ケルセチン
フィブリル化
プロテアーゼ感受性
要旨:
プリオン蛋白質にケルセチンが結合した構造が明らかになり、結合部位の詳細が分子レベルで視覚化された。従来のアミロイド形成とは違い、ケルセチンはプリオンのフィブリル化を加速した。その結果、プリオンのプロテアーゼ感受性が高まり、構造的に緩く、細胞毒性のない形態に変化した。