ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチン・グルタミン・α-トコフェロールの併用は、糖尿病ラットの心筋線維化を軽減する

Combined use of systemic quercetin, glutamine and alpha-tocopherol attenuates myocardial fibrosis in diabetic rats

要旨:
ストレプトゾトシンで惹起した糖尿病のモデルラットに、1%のグルタミンと1%のトコフェロールを含むケルセチンを投与し、各種パラメータを測定した。その結果、GSHレベルとTGF-βの発現は正常ラット以上にまで高まった。また、IL-10は増加したが、GPx-1は反って減少した。FGF-2の増大とコラーゲン線維の減少も顕著であり、心筋線維化の軽減を示唆した。