ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

フッ化ナトリウムがラットの腎臓に誘発した酸化ストレスに対するケルセチンの改善効果

Ameliorative Effects of Quercetin on Sodium Fluoride-Induced Oxidative Stress in Rat’s Kidney

要旨:
フッ化ナトリウムをラットに投与すると、その酸化ストレスにより、腎毒性を誘発した。すなわち、GSHが顕著に減少し、SODとカタラーゼの活性が低下した。血中のクレアチニン・尿素・尿素窒素の上昇は、糸球体の損傷を示唆した。しかし、ケルセチンを予め投与すると、この様な異常を回避した。ケルセチンの有効用量は20 mg/kgであり、ポジコンに用いたビタミンC 10 mg/kgと同等の結果が得られた。