フッ化ナトリウムを投与したラットの血液および肝組織における、酸化-抗酸化パラメーターに対するケルセチンの作用
Determination of the effect of Quercetin on oxidant- antioxidant parameters in the blood and liver tissues of rats given sodium fluoride experimentally
- 出典:
- Journal of the Indian Chemical Society
- 2022
- 99
- 100486
- DOI:
- 10.1016/j.jics.2022.100486
- 要旨:
- ラットを以下の4群に分けた; 1) 対照群、2) フッ化ナトリウムのみ投与、3) ケルセチンのみ投与、4) フッ化ナトリウム+ケルセチンを投与。血中ALTは全ての群で変化がなく、ASTは全てで上昇した。赤血球の総顔酸化能は、フッ化ナトリウムを投与した2)および4)が、対照と比べて上昇した。肝組織に関しては、2)の中心静脈に水疱性変性と細胞壊死が見られ、3)の小葉中心部に水疱性変性を確認した。4)においては、水疱性変性とがより重症で、フッ化ナトリウムとケルセチンとの同時投与が肝毒性を誘発した。