ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ラットの肝臓における糖質および脂質代謝遺伝子の発現への高フルクトース摂取の影響と、ケルセチンの効果

Effects of Quercetin on Expression of Genes of Carbohydrate and Lipid Metabolism Enzymes in the Liver of Rats Receiving High-Fructose Ration

著作名:
K. V. Mzhel’skaya
N. V. Trusov
G. N. Guseva
I. V. Aksenov
L. V. Kravchenko
V. A. Tutelyan
出典:
Bulletin of Experimental Biology and Medicine
2019
167
263–266
DOI:
10.1007/s10517-019-04505-0
キーワード:
ラット
フルクトース
ケルセチン
糖質代謝
脂質代謝
動物実験
要旨:
ラットを以下の3群に分けた; 1) 対照群として通常の餌と飲料水、2) 通常の餌と20%フルクトースの飲料水、3) 通常の餌に0.1%のケルセチンを添加し、20%フルクトースの飲料水。20週間後に、糖質および脂質代謝に関与する遺伝子の、肝臓における発現状況を調べた。3)は2)と比較して顕著に、ケトヘキソキナーゼ・グルコキナーゼ(以上、糖質代謝に関与する酵素)・脂肪酸合成酵素・ステアロイル-CoA不飽和化酵素(以上、脂質代謝に関与する酵素)・ChREBP(糖質代謝に関与する転写因子)・PPARα(糖質代謝と脂質代謝の両方に関与する転写因子)の各蛋白質をコードする遺伝子の発現を低減した。