TGF-β1/Smad3およびTGF-β1/p38 MAPK経路を介してイソラムネチンは、オートファジーの低減と細胞外マトリックス形成の阻害により、肝線維症を抑制する
Isorhamnetin Inhibits Liver Fibrosis by Reducing Autophagy and Inhibiting Extracellular Matrix Formation via the TGF-β1/Smad3 and TGF-β1/p38 MAPK Pathways
- 出典:
- Mediators of Inflammation
- 2019
- 2019
- 6175091
- DOI:
- 10.1155/2019/6175091
- 要旨:
- 肝線維症のマウスモデルとして、四塩化炭素の腹腔内注射と胆管結紮の2通りを確立した。両モデルともイソラムネチンを投与すると、肝星細胞の活性化・細胞外マトリックスの蓄積・オートファジーが阻害され、肝線維症を顕著に抑制した。イソラムネチンがTGF-β1を下方調節した結果、Smad3・p38 MAPKへのシグナル伝達を遮断した。