ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

実施要因計画法と抗アクネ菌試験による、ケルセチンゲル製剤の最適化

Optimization of Quercetin Gel Formulation using Factorial Design Method and Antibacterial Test against Propionibacterium acnes

要旨:
粘度・分散性・抗アクネ菌活性・フランツ拡散を品質パラメータとして、実施要因計画法により、ケルセチンゲル製剤を最適化した。カーボポール940・グリセリン・プロピレングリコールの組合せは、製剤の物理的品質試験に影響を及ぼし、カーボポール940とグリセリンは粘度に影響を及ぼした。一方、グリセリンとプロピレングリコールは、フランツ拡散・抗アクネ菌・拡散に大きく影響した。最適条件として、0.5%カーボポール940、15%グリセリン、10%プロピレングリコールを見出し、ケルセチンの累積浸透率は97.91%であった。