ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

カフェ酸とケルセチンの、ヒト肝臓チトクロームP450活性阻害

Evaluation of Inhibitory Effects of Caffeic acid and Quercetin on Human Liver Cytochrome P450 Activities

著作名:
Himanshu Rastogi
Snehasis Jana
出典:
Phytotherapy Research
2014
28
1873-1878
DOI:
10.1002/ptr.5220
キーワード:
カフェ酸
ケルセチン
薬物代謝酵素
チトクロームP450
要旨:
カフェ酸とケルセチンの、ヒト薬物代謝酵素チトクロームP450ファミリーに対する作用を調べた。カフェ酸とケルセチンは、CYP1A2(Ki = 1.16, 0.93 μM)とCYP2C9(Ki = 0.95, 1.67 μM)に競合的な阻害作用を示した。カフェ酸はCYP2D6を阻害したが(Ki = 1.10 μM)、CYP2C19とCYP3A4は阻害しなかった(IC50 > 100 μM)。一方、ケルセチンはCYP2C19とCYP3A4を阻害し(Ki = 1.74, 4.12 μM)、CYP2D6は中程度に阻害した(Ki = 18.72 μM)。