ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

槐花とルチンは、NF-κBシグナル伝達経路と腸内細菌叢を標的として、化学的に誘発したマウスの大腸炎を緩和する

Sophora japonica flowers and their main phytochemical, rutin, regulate chemically induced murine colitis in association with targeting the NF-κB signaling pathway and gut microbiota

著作名:
Yan Liu
Weisu Huang
Shengyang Ji
Jing Wang
Jingyang Luo
Baiyi Lu
出典:
Food Chemistry
2022
393
133395
DOI:
10.1016/j.foodchem.2022.133395
キーワード:
大腸炎
マウス
槐花
ルチン
抗炎症作用
NF-κB
腸内細菌叢
動物実験
要旨:
化学物質で惹起した大腸炎のマウスに、槐花抽出物もしくはルチンを投与すると、炎症と酸化ストレスを顕著に改善した。慢性的な腸のバリア機能不全の解消は、密着結合蛋白質の増大と、腸内毒素の軽減から確認した。槐花抽出物とルチンは、NF-κBシグナル伝達経路を抑制して抗炎症作用を発揮した。両者はまた、プロバイオティクスを増大し、病原性の細菌は低減して腸内毒素症も改善した。