ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

トウダイグサから抽出したケルセチンナノ粒子の、マウスの肺損傷に対する有益な役割

Beneficial roles of quercetin nanoparticles extracted from euphorbia helioscopia against lung damage in mice

要旨:
トウダイグサ抽出物を精製して、純粋なケルセチンを得た。さらに、ポリビニルアルコール法を利用して、ケルセチンナノ粒子も得た。それぞれをエールリッヒ腹水癌のマウスに投与して、肺損傷の改善効果を比較した。ケルセチンは、抗酸化作用(GSH・SOD・カタラーゼの増大、マロンジアルデヒドの減少)および抗炎症作用(TNF-αとIL-6の減少)を発揮して、肺損傷を回復した。しかし、ケルセチンナノ粒子はさらに良好な治療効果を示した。