ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

授乳中マウスのカドミウム曝露は、F1世代に学習および記憶障害を引起こす: ケルセチンによる改善

Cadmium exposure during lactation causes learning and memory-impairment in F1 generation mice: amelioration by quercetin

要旨:
授乳中のメスマウスにカドミウムを7日連続して投与すると、新生児に学習および記憶障害を誘発した。子マウスの受動回避試験スコアの顕著な低下は、学習障害を示唆したが、ケルセチンの投与でスコアは向上した。また、モリスの水迷路のスコアも低下して、空間的な記憶障害を示したが、ケルセチンの投与により改善した。ケルセチンは、脳組織のマロンジアルデヒドを大幅に減少した。