肺腺癌患者の予後予測を目的とする、7種のケルセチン関連標的遺伝子に基づく新しいリスクモデル
A New Risk Model Based on 7 Quercetin-Related Target Genes for Predicting the Prognosis of Patients With Lung Adenocarcinoma
- 出典:
- Frontiers in Genetics
- 2022
- 13
- 890079
- DOI:
- 10.3389/fgene.2022.890079
- 要旨:
- ネットワーク薬理学により、ケルセチンに特有の肺腺癌標的遺伝子を特定した。これらの遺伝子は、酸化還元・細胞増殖・細胞周期のG2/M移行に関与していた。その中のNEK2・TOP2A・PLK1・CA4・CDK5R1・AURKB・F2の7種は予後に関連しており、肺腺癌患者の予後に影響を与える独立した要因である。構築したリスクモデルは、肺腺癌患者の生存状態に関連しており、予後不良に関連する危険因子と見なせる。高リスク群には、細胞周期・DNA複製・スプライセオソーム・相同組換えのシグナル伝達経路が含まれていた。