ケルセチンの化学的・薬物動態学的・薬理学的側面の総説
A review of the chemical, pharmacokinetic, and pharmacological aspects of quercetin
- 出典:
- Eurasian Chemical Communications
- 2022
- 4
- 645-656
- DOI:
- 10.22034/ECC.2022.335451.1393
- 要旨:
- ケルセチンの総合的な総説として、各分野の最新情報を例示した。まず、フラボノイドの構造を鳥瞰し、ケルセチン-3-O-グルコシドの合成法を示した。次に、主な食物中のケルセチン含量と、平均摂取量の国による違いを一覧表で比較した。ケルセチンの抗酸化作用として、過酸化脂質の生成阻害のメカニズムを図示した。薬理作用としては、抗肥満効果の動物実験を例示した。