ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

腫瘍壊死因子-α(TNF-α)がC2C12骨格筋細胞に誘発したインスリン抵抗性を改善するのはケルセチンであり、ケルシトリンではない

Quercetin But Not Quercitrin Ameliorates Tumor Necrosis Factor-Alpha-Induced Insulin Resistance in C2C12 Skeletal Muscle Cells

著作名:
Xiaoqian Dai
Ye Ding
Zhaofeng Zhang
Xiaxia Cai
Lei Bao
Yong Li
出典:
Biological and Pharmaceutical Bulletin
2013
36
788-795
DOI:
10.1248/bpb.b12-00947
キーワード:
骨格筋細胞
C2C12
TNF-α
インスリン抵抗性
糖尿病
ケルセチン
Akt/AMPK
要旨:
骨格筋細胞C2C12をTNF-αで刺激して、インスリン抵抗性を誘発して、糖尿病のシミュレーションとした。TNF-αが低下したグルコースの取込みは、ケルセチンが濃度依存的に回復したが、ケルシトリンでは効果がなかった。この際、ケルセチンによるAkt/AMPKシグナル伝達の活性化も同時に確認した。メカニズムの根底には、AMPK形質導入の下流にあるNF-κBとiNOSの抑制も含まれた。