ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

クルクミンとケルセチンは、ワルファリンがブタに誘発するCYP1A2とCYP3Aの発現と活性を調節する

Curcumin and quercetin modify warfarin-induced regulation of porcine CYP1A2 and CYP3A expression and activity in vitro

要旨:
ブタ由来の肝細胞に抗凝固薬ワルファリンを作用すると、薬物代謝酵素CYP3Aの発現を促進したが、CYP1A2は変化が見られなかった。ケルセチンもしくはクルクミンを共添加すると、ワルファリンが増大したCYP3Aを低減した。ケルセチンとクルクミンの組合せをワルファリンに共添加すると、CYP1A2の発現が低下した。肝ミクロソームでは、クルクミンはCYP1A2とCYP3Aの両方の活性を阻害したが、ワルファリンによる変化は見られなかった。