ポロキサマー188–ケルセチン製剤は、ガンシクロビルの抗サイトメガロウィルス活性を増幅する
Poloxamer 188 – quercetin formulations amplify in vitro ganciclovir antiviral activity against cytomegalovirus
- 出典:
- Antiviral Research
- 2022
- 205
- 105362
- DOI:
- 10.1016/j.antiviral.2022.105362
- 要旨:
- ケルセチンの低い水溶性を克服すべく、ケルセチンーポロキサマー188製剤を新規に設計した。この製剤単独では、抗サイトメガロウィルス活性は弱かった。しかし、既存抗ウィルス薬ガンシクロビルと本製剤を組合せると、ガンシクロビルの有効治療範囲以下の濃度にて、相乗的な相互作用を示した。この事実は、ガンシクロビルの用量を削減できることを意味し、付随する副作用(毒性)の軽減を図る可能性を秘める。