ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ポロキサマー188–ケルセチン製剤は、ガンシクロビルの抗サイトメガロウィルス活性を増幅する

Poloxamer 188 – quercetin formulations amplify in vitro ganciclovir antiviral activity against cytomegalovirus

著作名:
Andrew Kjar
Ian Wadsworth
Elizabeth Vargis
David W. Britt
出典:
Antiviral Research
2022
205
105362
DOI:
10.1016/j.antiviral.2022.105362
キーワード:
ケルセチン
ポロキサマー188
サイトメガロウィルス
ガンシクロビル
相乗効果
要旨:
ケルセチンの低い水溶性を克服すべく、ケルセチンーポロキサマー188製剤を新規に設計した。この製剤単独では、抗サイトメガロウィルス活性は弱かった。しかし、既存抗ウィルス薬ガンシクロビルと本製剤を組合せると、ガンシクロビルの有効治療範囲以下の濃度にて、相乗的な相互作用を示した。この事実は、ガンシクロビルの用量を削減できることを意味し、付随する副作用(毒性)の軽減を図る可能性を秘める。