ケルセチンの摂取量が多いと、中高年のフレイル発症の確率を低下する
Higher Quercetin Intake Is Associated with Reduced Odds of Frailty Onset in Middle-Aged and Older Adults
- 著作名:
- Courtney Millar
- 出典:
- Current Developments in Nutrition
- 2022
- 6, Supplement 1
- 39
- DOI:
- 10.1093/cdn/nzac047.039
- 要旨:
- 1998~2001年の食物摂取頻度質問票(FFQ)をベースラインとして、2011~2014年の追跡評価を行い、フレイルの発症状況を調査した。ケルセチンの総摂取量をFFQから取得した。フレイルは、意図しない体重減少・消耗・低い身体活動・遅い歩行速度・弱いグリップ強度の内、3つ以上に該当する場合と定義した。ロジスティック回帰を使用して、フレイル発症のオッズ比と、95%信頼区間を計算した。ケルセチンの摂取量が10 mg/day以上では、フレイルの発症確率が30%減少した(95%CI: 0.50, 0.99)。