ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

糖尿病性腎症のマウスモデルにおける、経口低用量ケルセチンの腎保護・抗酸化・抗アポトーシス効果

Renoprotective, anti-oxidative and anti-apoptotic effects of oral low-dose quercetin in the C57BL/6J model of diabetic nephropathy

要旨:
ストレプトゾトシンで惹起した糖尿病性腎症のモデルマウスに、ケルセチンを投与した。ケルセチンは、多尿を45%、血糖値を35%、それぞれ低減した。ケルセチンの腎機能を改善効果として、血中の尿酸・尿素・クレアチニンと、蛋白尿を低減した。ケルセチンはまた、糸球体硬化症を含む腎臓の病変の改善も認めた。