ケルセチンの皮膚送達システムとしてのエトソームとトランスエトソーム: 悪性黒色腫細胞に関する予備的な研究
Ethosomes and Transethosomes as Cutaneous Delivery Systems for Quercetin: A Preliminary Study on Melanoma Cells
- 著作名:
- Francesca Ferrara
- Mascia Benedusi
- Maddalena Sguizzato
- Rita Cortesi
- Anna Baldisserotto
- Raissa Buzzi
- Giuseppe Valacchi
- Elisabetta Esposito
- 出典:
- Pharmaceutics
- 2022
- 14
- 1038
- DOI:
- 10.3390/pharmaceutics14051038
- 要旨:
- ケルセチンを担持したエトソームおよびトランスエトソーム製剤を設計するにあたり、ホスファチジルコリンの濃度を変化させて最適化を図った。その結果、ホスファチジルコリン濃度とケルセチンが、小胞のサイズに影響を及ぼした。ケルセチンの捕捉能力・抗酸化活性・サイズの安定性は、最大量のホスファチジルコリンが形成するトランスエトソームによって制御された。トランスエトソーム製剤における悪性黒色腫細胞へのケルセチンの浸透に関して、エトソームの浸透増強を認めた。