ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンの皮膚送達システムとしてのエトソームとトランスエトソーム: 悪性黒色腫細胞に関する予備的な研究

Ethosomes and Transethosomes as Cutaneous Delivery Systems for Quercetin: A Preliminary Study on Melanoma Cells

要旨:
ケルセチンを担持したエトソームおよびトランスエトソーム製剤を設計するにあたり、ホスファチジルコリンの濃度を変化させて最適化を図った。その結果、ホスファチジルコリン濃度とケルセチンが、小胞のサイズに影響を及ぼした。ケルセチンの捕捉能力・抗酸化活性・サイズの安定性は、最大量のホスファチジルコリンが形成するトランスエトソームによって制御された。トランスエトソーム製剤における悪性黒色腫細胞へのケルセチンの浸透に関して、エトソームの浸透増強を認めた。