ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンはmTORシグナル伝達経路を調節して脊髄損傷を改善する

Quercetin Can Improve Spinal Cord Injury by Regulating the mTOR Signaling Pathway

要旨:
mTOR伝達経路の調節にケルセチンが重要な役割を果たしていることに着目して、脊髄損傷の改善効果の論文を整理した総説。まず、炎症応答・アポトーシス・オートファジーに章分けして、mTOR伝達経路の詳細を論じる。次に、脊髄損傷とmTORシグナル伝達との関連を、炎症応答・アポトーシス・オートファジーの関連から述べている。最後にケルセチンの改善効果の論文を取上げているが、全て動物実験のデータである。