ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

抗ウィルス剤としてのケルセチンは、in vitroおよびin vivoで仮性狂犬病ウィルスを阻害する

Quercetin as an antiviral agent inhibits the Pseudorabies virus in vitro and in vivo

要旨:
Vitro: ケルセチンは、オーエスキー病ウィルス(仮性狂犬病ウィルス)の毒性株HNXに、2.62 μMのIC50値を示した。HNXと類似したEa、Bartha、Fa株にもケルセチンは阻害効果を示し、ウィルスが宿主細胞へ侵入する過程を阻害することを見出した。Vivo: 同ウィルスに感染したマウスにケルセチンを注射すると、脳中のウィルス量と死亡率が減少した。