ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

炎症性痛覚過敏に関連する三叉神経侵害受容ニューロンの過興奮において、ケルセチンは非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)と同等に軽減する

Phytochemical quercetin alleviates hyperexcitability of trigeminal nociceptive neurons associated with inflammatory hyperalgesia comparable to NSAIDs

著作名:
Haruka Itou
Ryou Toyota
Mamoru Takeda
出典:
Molecular Pain
2022
18
10.1177/17448069221108971
DOI:
10.1177/17448069221108971
キーワード:
ラット
ケルセチン
ジクロフェナク
痛覚過敏
動物実験
要旨:
ラットの顔面に完全フロイントアジュバントで炎症を誘発し、機械的刺激から逃げる閾値で痛みを評価した。閾値は炎症ラットで有意に低下したが、ケルセチンもしくは非ステロイド性抗炎症薬ジクロフェナクを投与すると、2日後に対照レベルに戻った。ケルセチンとジクロフェナクは、COX-2シグナル伝達カスケードと電位依存性イオンチャネルを阻害して、侵害受容性ニューロンの過興奮性に関連する炎症性痛覚過敏を軽減することを示唆した。