糖尿病性心筋症のマウスモデルにてケルセチンは、炎症とグリセロリン脂質代謝不全を軽減して、心損傷を改善する
Quercetin ameliorated cardiac injury via reducing inflammatory actions and the glycerophospholipid metabolism dysregulation in a diabetic cardiomyopathy mouse model
- 出典:
- Food & Function
- 2022
- 13
- 7847-7856
- DOI:
- 10.1039/D2FO00912A
- 要旨:
- 高脂肪食とストレプトゾトシンで惹起した、糖尿病性心筋症のモデルマウスにケルセチンを投与した。ケルセチンは、左室駆出率と左室内径短縮率を減少した。ケルセチンはまた、コラーゲンIと結合組織成長因子の発現をmRNAレベルで減少し、NLRP3・カスパーゼ-1・IL-1β・IL-18の発現は蛋白質レベルで減少した。血液のメタボロミクス解析により、糖尿病性心筋症におけるケルセチンの心臓への有益な経路として、グリセロリン脂質代謝を特定した。