そば殻フラボノイドの精製・同定・in vitroでの抗酸化活性および細胞保護活性
Purification and identification of buckwheat hull flavonoids and its comparative evaluation on antioxidant and cytoprotective activity in vitro
- 出典:
- Food Science & Nutrition
- 2020
- 8
- 3882-3892
- DOI:
- 10.1002/fsn3.1683
- 要旨:
- そば殻には30~65%のフラボノイドが含まれ、主な成分はルチン、ビテキシン、イソオリエンチン、ヒペロシドであった。そば殻から得た高純度フラボノイドが持つフリーラジカル消去能および総抗酸化能を調べたところ、ルチンを始めとする各成分と同等の値を示した。また、過酸化水素で酸化ストレスを与えたヒト肝癌由来細胞株HepG2に高純度フラボノイドを作用させると、各成分の単独処置時と同等に、活性酸素とマロンジアルデヒドが減少した。