ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

成熟培地中のケルセチンが、卵丘顆粒膜細胞とウシ卵母細胞の発育能力に及ぼす影響

The effect of quercetin in the maturation media on cumulus-granulosa cells and the developmental competence of bovine oocytes

著作名:
Najmeh Davoodian
Ali Kadivar
Nahid Davoodian
Ebrahim Ahmadi
Hassan Nazari
Hossein Mehrban
出典:
Theriogenology
2022
189
262-269
DOI:
10.1016/j.theriogenology.2022.06.026
キーワード:
ケルセチン
卵丘顆粒膜細胞
卵母細胞
複合体
アポトーシス
要旨:
未成熟な卵丘細胞-卵母細胞複合体を培養する条件として、ケルセチン添加の有無を比較した。ケルセチンの存在下で成熟すると、MII段階に到達する卵母細胞が多く、初期アポトーシスされる卵母細胞は少なかった。ケルセチンは、卵母細胞のOCT-4・IGF2R・Bcl-2を上方調節し、CHOPは下方調節した。一方、卵丘顆粒膜細胞に対してケルセチンは、Glut-4を上方調節し、Baxは下方調節した。