ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

In silicoおよびin vivoモデルを用いる、ケルセチンの骨粗鬆症に対する薬理メカニズムの調査

Exploring Quercetin Anti-Osteoporosis Pharmacological Mechanisms with In Silico and In Vivo Models

要旨:
各種データベースで取得したケルセチンの標的蛋白質159件の内、55件が骨粗鬆症に関連していた。特に重要な標的として、NF-κB・細胞外調節蛋白質キナーゼ(ERK)・活性化蛋白質1(AP-1)・IL-6・PI3Kより成るTNFシグナル伝達経路を特定した。分子ドッキングの結果、親和性の高い上位3標的として、IL-1β・NF-κBのサブユニットRelA・同じくサブユニットNFKB1を明らかにした。これらの予測は、ゼブラフィッシュを用いるvivo実験でも確認できた。