ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

オートファジーを介してケルセチンは、高濃度グルコースがシュワン細胞に誘発した損傷を軽減する

Quercetin alleviates high glucose-induced Schwann cell damage by autophagy

著作名:
Ling Qu
Xiaochun Liang
Bei Gu
Wei Liu
出典:
Neural Regeneration Research
2014
9
1195-1203
DOI:
10.4103/1673-5374.135328
キーワード:
シュワン細胞
グルコース
糖尿病性神経障害
ケルセチン
オートファジー
要旨:
シュワン細胞(神経細胞の軸索を取り囲む細胞)に高濃度のグルコースを作用させた時の損傷を、糖尿病性神経障害のシミュレーションとした。同細胞の増殖活性が著しく損なわれ、オートファジーマーカーであるベクリン-1とLC3の発現は顕著に低下した。ケルセチンを作用すると、自食作用と増殖活性が回復した。よって、ケルセチンはオートファジーを活性化して、グルコースに起因するシュワン細胞の損傷を軽減した。