ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

精巣機能障害に対するケルセチンの薬理作用: ミニ総説

Pharmacological action of quercetin against testicular dysfunction: A mini review

著作名:
Damilare E. Rotimi
Tomilola D. Olaolu
Oluyomi S. Adeyemi
出典:
Journal of Integrative Medicine
2022
20
396-401
DOI:
10.1016/j.joim.2022.07.001
キーワード:
総説
ケルセチン
精子保護
精巣保護
アポトーシス
抗酸化作用
抗炎症作用
要旨:
精巣不全へのケルセチンの効果をまとめた総説。ケルセチンが有する、精子保護作用・ホルモン不全の改善・精巣組織のアポトーシスの阻害・抗酸化作用・抗炎症作用に着目した。要約すると、ケルセチンは活性酸素種の生成を阻害して、精巣毒性を改善する。また、ラジカルの除去は、酸化ストレスに起因するアポトーシスのシグナル伝達を変化させ、炎症を防ぎ、精子の質を高める。