ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

Aeromonas hydrophilaに対するin vitroおよびin vivo抗菌活性における、フロルフェニコールとケルセチンとの相乗効果

Synergistic Effect of Quercetin on Antibacterial Activity of Florfenicol Against Aeromonas hydrophila In Vitro and In Vivo

要旨:
グラム陰性の嫌気性菌の一種、Aeromonas hydrophilaに対するケルセチンとフロルフェニコールの抗菌作用は、FIC(fractional inhibitory concentration)指数は0.28であり、非常に高い相乗効果を示した。Vitro: Aeromonas hydrophilaの生存率は、フロルフェニコールの濃度依存的に減少したが、ケルセチン15 μg/mLの存在下では、非存在下に比べて1/16~1/190に減少した。Vivo: Aeromonas hydrophilaに感染したコイに組合せを投与すると、肝・脾・腎組織の同菌数は、フロルフェニコール単独投与時の1/600であった。