ケルセチン・シンナムアルデヒド・ヒルジンの組合せは、Nrf-2/HO-1の活性化とNF-κBの阻害により、高グルコースが誘発した損傷からラットの脊髄後根神経節ニューロンを保護する
Combination of quercetin, cinnamaldehyde and hirudin protects rat dorsal root ganglion neurons against high glucose-induced injury through Nrf-2/HO-1 activation and NF-κB inhibition
- 出典:
- Chinese Journal of Integrative Medicine
- 2017
- 23
- 663–671
- DOI:
- 10.1007/s11655-017-2405-0
- 要旨:
- ラットの脊髄後根神経節ニューロン(DRG)を、45 mMの高濃度グルコースに24時間暴露して損傷を促し、糖尿病性神経障害のvitroモデルとした。高グルコースは細胞内の活性酸素種を上昇し、NF-κBシグナル伝達を活性化して、DRGにアポトーシスを促進した。ケルセチン・シンナムアルデヒド・ヒルジンの組合せは、カスパーゼ-3を不活性化してアポトーシスを抑制した。組合せはまた、NF-κB・IL-6・TNF-αの発現を下方調節し、Nrf-2とHO-1の発現を上方調節してNrf-2/HO-1経路を活性化した。