ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ストレプトゾトシンがラットに誘発した糖尿病における、ケルセチンの記憶機能障害に対する改善効果

Ameliorative effect of quercetin on memory dysfunction in streptozotocin-induced diabetic rats

要旨:
ストレプトゾトシンでラットに糖尿病を惹起して30日後に、モリスの水迷路と高架式十字迷路にて認知機能を試験した。その結果、顕著なスコアの低下が見られた。ケルセチンの投与は、スコアの改善と共に、血糖値の低下と体重の増加も認めた。別途実施した実験では、モリスの水迷路試験のトレーニング期間中のケルセチンの投与が、スコアの改善に寄与した。この際には、血糖値の低下は見られたが、体重には影響を与えなかった。