ストレプトゾトシンがラットに誘発した糖尿病における、ケルセチンの記憶機能障害に対する改善効果
Ameliorative effect of quercetin on memory dysfunction in streptozotocin-induced diabetic rats
- 著作名:
- Pravinkumar Bhutada
- Yogita Mundhada
- Kuldeep Bansod
- Chetan Bhutada
- Santosh Tawari
- Pankaj Dixit
- Dharmendra Mundhada
- 出典:
- Neurobiology of Learning and Memory
- 2010
- 94
- 293-302
- DOI:
- 10.1016/j.nlm.2010.06.008
- 要旨:
- ストレプトゾトシンでラットに糖尿病を惹起して30日後に、モリスの水迷路と高架式十字迷路にて認知機能を試験した。その結果、顕著なスコアの低下が見られた。ケルセチンの投与は、スコアの改善と共に、血糖値の低下と体重の増加も認めた。別途実施した実験では、モリスの水迷路試験のトレーニング期間中のケルセチンの投与が、スコアの改善に寄与した。この際には、血糖値の低下は見られたが、体重には影響を与えなかった。