ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

メスラットの放射線と関連する顎下腺損傷へのケルセチンとナリンゲニンの保護効果: 組織病理学的・免疫組織化学的・生化学的研究

The protective efficacy of Quercetin and Naringenin against radiation-related submandibular gland injury in female rats: A histopathological, immunohistochemical, and biochemical study

要旨:
ケルセチンもしくはナリンゲニンを投与したメスラットは、15 Gyの放射線を照射した際の顎下腺の損傷を防止した。ケルセチンもしくはナリンゲニンは、SOD・カタラーゼ・GPx・総酸化能を増大し、ミエロペルオキシダーゼと活性酸素種は減少した。免疫組織化学的には、TNF-αと8-ヒドロキシ-2-デオキシグアノシンの減少が挙げられる。ケルセチンとナリンゲニンとを比較すると、ケルセチンの方が優れた効果を示した。