ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

L02細胞にてケルセチンは、ミトコンドリア内の活性酸素種を除去し、PGC-1αが調節するミトコンドリアの恒常性を維持して、エタノールが誘発したパイロトーシスから肝細胞を保護する

Quercetin Protects Ethanol-Induced Hepatocyte Pyroptosis via Scavenging Mitochondrial ROS and Promoting PGC-1α-Regulated Mitochondrial Homeostasis in L02 Cells

著作名:
Xingtao Zhao
Cheng Wang
Shu Dai
Yanfang Liu
Fang Zhang
Cheng Peng
Yunxia Li
出典:
Oxidative Medicine and Cellular Longevity
2022
2022
4591134
DOI:
10.1155/2022/4591134
キーワード:
肝細胞
L02
アルコール性肝疾患
ケルセチン
ミトコンドリア
パイロトーシス
要旨:
ヒト肝細胞株L02をエタノールで刺激して、アルコール性肝疾患を細胞レベルでシミュレーションした。ケルセチンの添加は、細胞内の酸化状態・油滴・過酸化脂質を減少し、ミトコンドリア膜電位の変化を回復し、ミトコンドリアのDNAとPGC-1αを修復した。ケルセチンはまた、遺伝子と蛋白質の両方のレベルでNLRP3インフラソーム・カスパーゼ-1・IL-18・IL-1β・GSDMD-Nの発現を抑制して、L02のパイロトーシスを阻害した。