ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

食品グレードのケルセチンを担持したナノ乳濁液は、パーキンソン病と癌を改善する: 遺伝子導入した線虫(Caenorhabditis elegans)モデルおよびヒト由来癌細胞株を用いる研究

Food-Grade Quercetin-Loaded Nanoemulsion Ameliorates Effects Associated with Parkinson’s Disease and Cancer: Studies Employing a Transgenic C. elegans Model and Human Cancer Cell Lines

要旨:
食品グレードのケルセチン・MCM NFオイル・界面活性剤RH 40を用いて、新規ナノ乳濁液を調製した。遺伝子導入した線虫(Caenorhabditis elegans)NL5901にナノ乳濁液を投与すると、パーキンソン病の原因蛋白質α-シヌクレインを減少し、生存率を改善した。野生型の線虫にてナノ乳濁液は、活性酸素種を大幅に減少した。ヒト由来癌細胞株に対するナノ乳濁液の細胞毒性は、HeLa > A549 > PaCa-2の順であった。