イノシシ精液の凍結保存における、抗酸化剤としてのα-トコフェロールとケルセチンの添加が精子の質に及ぼす影響
Effect of the Addition of α-Tocopherol and Quercetin as Antioxidants to the Diluent, in the Freezing of Boar Semen on Sperm Quality
- 著作名:
- Adrian Emmanuel Iglesias Reyes
- María de Lourdes Juárez Mosqueda
- Oscar Gutiérrez Pérez
- Alda Rocío Ortíz Muñiz
- Jesús Alberto Guevara González
- Abel E. Villa Mancera
- Armando Gómez Vázquez
- Pedro Sánchez Aparicio
- Carlos J. Bedolla Cedeño
- Alejandro Córdova Izquierdo
- 出典:
- European Journal of Biology and Biotechnology
- 2022
- 3
- 8-12
- DOI:
- 10.24018/ejbio.2022.3.4.295
- 要旨:
- イノシシの精液を凍結する際の、ケルセチンおよびα-トコフェロールの添加が、精子の質に与える影響を調べた。容器に入れた精液を-196℃で7日間保存し、42℃で12秒間解凍して、精子の運動性・生存率・先体(精子核の周囲部分)の完全性を評価した。運動性は、ケルセチンとα-トコフェロールの共添加と、α-トコフェロールの単独添加が優れており、無添加時と比べて顕著であった。生存率は、ケルセチンとα-トコフェロールの共添加が優れ、無添加時およびケルセチンの単独添加と比べて顕著であった。先体の完全性は、全てのサンプルで92.9~94.9%の範囲にあり、凍結の悪影響がなかった。