ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンの炎症性腸疾患に対する治癒効果の根底にある生理活性

Biological Activities Underlying the Therapeutic Effect of Quercetin on Inflammatory Bowel Disease

要旨:
ケルセチンの腸に対する作用を鳥瞰した総説。まず、ケルセチンの物性の概略を述べる。本論は、腸内細菌叢・粘膜におけるバリア機能・酸化ストレス応答のそれぞれに対するケルセチンの作用を論じる。最後に、タイトルにもある炎症性腸疾患の治療効果の章を設け、ケルセチンの作用機序を詳細に論じる。