ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

抗炎症および抗菌パラメータに関する、ケルセチンとクルクミンとの複合効果

Combined effects of quercetin and curcumin on anti-inflammatory and antimicrobial parameters in vitro

要旨:
ケルセチンとクルクミンの組合せを作用した細胞内では、それぞれの単独投与と比べて顕著な抗炎症作用を発揮した。すなわち、COX-2の発現を下方調節・NF-κBを不活性化・一酸化窒素の産出抑制に、ケルセチンとクルクミンの相乗効果を認めた。組合せはまた、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)の最小発育阻止濃度においても、単独作用時より優れていた。