ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

変形性関節症を治療する酵素とルチンとの組合せ: 文献の総説からの教訓

Combination of Enzymes and Rutin to Manage Osteoarthritis Symptoms: Lessons from a Narrative Review of the Literature

要旨:
変形性関節症の治療には、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)が第一選択である。しかし、NSAIDsには、胃腸穿孔を始めとする深刻な副作用がある。NSAIDsの代替手段として、蛋白質消化酵素のブロメラインまたはトリプシンに、ルチンを組合せて経口摂取する方法が考案されている。本総説では、全部で9件の臨床研究の論文を取上げ、変形性関節症の治療における有効性と安全性を論じる。