ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

JAK/STAT阻害剤としてのケルセチン: 固形癌および神経変性疾患における有望な役割

Quercetin as a JAK–STAT inhibitor: a potential role in solid tumors and neurodegenerative diseases

要旨:
ケルセチンが有する、JAK/STATシグナル伝達阻害作用に焦点を当てた総説。まず、イントロ代わりにケルセチンとJAK/STATそれぞれを概説する。ケルセチンのJAK/STAT阻害を基盤とする抗癌効果は、多形性膠芽細胞腫・肝細胞癌・胃癌・乳癌・前立腺癌・非小細胞肺癌・その他の癌に章分けして論じる。神経変性疾患に関しては、多発性硬化症・パーキンソン病・アルツハイマー病に章分けした。