ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンは、関節リウマチの線維芽細胞様滑膜細胞における炎症性サイトカインの産生を抑制する

Quercetin suppresses inflammatory cytokine production in rheumatoid arthritis fibroblast‑like synoviocytes

要旨:
関節リウマチに重要な役割を果たす線維芽細胞様滑膜細胞に、ケルセチンを2時間作用させた後、TNF‑αで24時間刺激した。ケルセチンは、TNF‑αが惹起する炎症性サイトカイン(IL‑1β・IL‑6・IL‑8)の放出およびXist遺伝子の発現を阻害した。Xist遺伝子のサイレンシングは炎症の鎮静に寄与することも示され、ケルセチンの抗リウマチ作用機序を明らかにした。