ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンはマウスの腸内細菌叢と代謝産物を調節して、高脂肪食による肥満を改善する

Quercetin improves high-fat diet-induced obesity by modulating gut microbiota and metabolites in C57BL/6J mice

要旨:
高脂肪食で惹起した肥満マウスにケルセチンを投与すると、肥満の軽減・経口グルコース負荷試験の改善・腸バリア機能の回復・脂肪組織の炎症の軽減を認めた。ケルセチンの投与は、腸内細菌叢に多様性をもたらし、高脂肪食による腸内細菌叢の乱れを改善した。ケルセチンはまた、炎症や酸化ストレスに関連する代謝産物の産出も抑制した。