糖を有するルチンは、糖がないケルセチンと比べて、グアニン四重鎖への選択性が向上する
Enhanced G-quadruplex selectivity of flavonoid glycoside rutin over quercetin
- 著作名:
- Giovanni Ribaudo
- Erika Oselladore
- Alberto Ongaro
- Giuseppe Zagotto
- Maurizio Memo
- Alessandra Gianoncelli
- 出典:
- Natural Product Research
- 2022
- 36
- 3469-3473
- DOI:
- 10.1080/14786419.2020.1859505
- 要旨:
- グアニン四重鎖に対する、ルチンとケルセチンの結合親和性は同等であるにもかかわらず、ルチンは二本鎖DNAよりもグアニン四重鎖へ高い選択性を示した。衝突誘起解離(CID)アッセイの結果、ルチンはグアニン四重鎖の配座をより安定化した。分子ドッキングは、ルチンの糖部分がグアニン四重鎖と相互作用することを予測した。