ストレプトゾトシンが誘発した糖尿病ラットモデルにおける、ドキソルビシンがもたらす卵巣の組織学的・生化学的変化に対する、ケルセチンとシタグリプチンの併用投与の効果
Modulatory effects of concomitant quercetin/sitagliptin administration on the ovarian histological and biochemical alterations provoked by doxorubicin in a streptozotocin-induced diabetic rat model
- 出典:
- Journal of Histotechnology
- 2023
- 46
- 65-79
- DOI:
- 10.1080/01478885.2022.2105481
- 要旨:
- 糖尿病ラットモデルに制癌剤ドキソルビシンを投与して、卵巣不全を惹起した。ケルセチンもしくはシタグリプチンを投与すると、卵巣組織におけるNOBOX・FSHr・iNOSの遺伝子発現を回復し、マロンジアルデヒドを減少し、NOとSODは増大した。血中においては、エストロゲン・プロゲステロン・インスリンを上昇し、血糖値は低下した。また、ケルセチンとシタグリプチンとの組合せの投与は、それぞれの単独投与と比べて、良好な結果を与えた。