原油蒸気に曝露したオスラットの生殖器系に対する、潜在的なケルセチンの保護効果: 遺伝的・生化学的・組織病理学的の証拠
Potential protective effect of quercetin on the male reproductive system against exposure of Wistar rats to crude oil vapor: Genetic, biochemical, and histopathological evidence
- 出典:
- Reproductive Toxicology
- 2022
- 113
- 10-17
- DOI:
- 10.1016/j.reprotox.2022.08.001
- 要旨:
- 1日5時間の原油蒸気への曝露を30日間継続したオスラットの精子は、数・生存率・運動性が低下し、異常精子も増加した。精巣においては、カスパーゼ-3・p-53・Baxの遺伝子発現が上昇し、Bcl-2の発現は減少してアポトーシスを促進した。曝露期間にケルセチンを投与すると、遺伝子の増減関係が逆転して、精巣のアポトーシスを阻害して、保護効果を発揮した。