ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

NF-κBおよびMAPKシグナル伝達経路を介して、ケルセチンは慢性前立腺炎のラットモデルを保護する

Quercetin protects against chronic prostatitis in rat model through NF-κB and MAPK signaling pathways

要旨:
完全フロイントアジュバントで惹起した慢性前立腺炎のモデルラットに、ケルセチンを投与した。ケルセチンは前立腺組織の病変を改善し、炎症性サイトカイン(IL-1β・IL-2・IL-6・IL-17A・MCP-1・TNF-α)の発現を減少した。ケルセチンはまた、SOD・カタラーゼ・GSHを増大し、マロンジアルデヒドは減少して、抗酸化作用を発揮した。リン酸化されたNF-κBおよびMAPKの低減は、ケルセチンによるNF-κB/MAPKシグナル伝達の抑制を示唆した。