ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

鉛がラットの腎臓に誘発した活性酸素種が媒介する炎症応答は、MAPKおよびNF-κB経路を調節してケルセチンが保護する

Protective role of quercetin against lead-induced inflammatory response in rat kidney through the ROS-mediated MAPKs and NF-κB pathway

著作名:
Chan-Min Liu
Yun-Zhi Sun
Jian-Mei Sun
Jie-Qiong Ma
Chao Cheng
出典:
Biochimica et Biophysica Acta (BBA) - General Subjects
2012
1820
1693-1703
DOI:
10.1016/j.bbagen.2012.06.011
キーワード:
ラット
ケルセチン
腎保護
抗酸化作用
抗炎症作用
NF-κB/MAPK
動物実験
要旨:
鉛で惹起したラットの腎毒性は、ケルセチンが用量依存的に低減した。ケルセチンの投与は腎中の鉛濃度を大幅に低減するだけでなく、酸化ストレスの軽減と炎症の抑制も認めた。ケルセチンはまた、血中の尿素窒素・クレアチニン・尿酸も低減した。メカニズムとして、NF-κB/MAPKシグナル伝達の抑制を提唱した。