ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

血圧に対するケルセチン摂取の影響: メタ解析

The effects of quercetin supplementation on blood pressure – meta-analysis

著作名:
Joanna Popiolek-Kalisz
Emilia Fornal
出典:
Current Problems in Cardiology
2022
47
101350
DOI:
10.1016/j.cpcardiol.2022.101350
キーワード:
ケルセチン
血圧
メタ解析
臨床研究
無作為化
比較試験
サブグループ解析
要旨:
ケルセチンの摂取と血圧との関係を検証した、無作為化比較試験の論文を各種データベースを検索して得た。研究10件、被験者841名を対象に、データのメタ解析を行った。その結果、ケルセチンの摂取は、被験者全体の収縮期血圧を有意に低下した(標準化平均差: −2.38 mmHg, 95%信頼区間: −3.80, −0.96, P=0.001)。サブグループ解析の結果、正常血圧群の収縮期(標準化平均差: −1.82 mmHg, 95%信頼区間: −2.43, −1.20, P<0.0001)および予備群を含む高血圧群の拡張期(標準化平均差: −3.14 mmHg, 95%信頼区間: −4.44, −1.84, P<0.00001)にも、降圧効果を認めた。