ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンを含むナノ乳濁液による内臓リーシュマニア症の治療: In vitroおよびex vivo実験と機構の洞察

Therapeutic Potential of Quercetin-Loaded Nanoemulsion against Experimental Visceral Leishmaniasis: In Vitro/Ex Vivo Studies and Mechanistic Insights

著作名:
Sabya Sachi Das
Amit Kumar Dubey
Priya Ranjan Prasad Verma
Shubhankar Kumar Singh
Sandeep Kumar Singh
出典:
Molecular Pharmaceutics
2022
19
3367–3384
DOI:
10.1021/acs.molpharmaceut.2c00492
キーワード:
ケルセチン
ナノ乳濁液
リーシュマニア
寄生虫
要旨:
ケルセチンを含むナノ乳濁液の、抗リーシュマニア寄生虫活性を評価した。48時間作用させた時のIC50値は6.6 μMであり、通常のケルセチンと比べてリーシュマニア寄生虫の成長を有意に阻害した。また、リーシュマニアに感染したマクロファージを用いるアッセイでも、ナノ乳濁液は通常のケルセチンよりも優れた効果を示した。ナノ乳濁液は、寄生虫細胞内の活性酸素種と一酸化窒素を高め、ホスファチジルセリンを放出して、寄生虫のDNAを破壊し、アポトーシスを誘導した。