ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンとラッカーゼを含むpH感受性ツインリポソームで腫瘍を治療する

pH-Sensitive Twin Liposomes Containing Quercetin and Laccase for Tumor Therapy

著作名:
Yoonyoung Kim
Kyung Taek Oh
Yu Seok Youn
Eun Seong Lee
出典:
Biomacromolecules
2022
23
3688–3697
DOI:
10.1021/acs.biomac.2c00571
キーワード:
リポソーム
ケルセチン
ラッカーゼ
ビオチン
アビジン
pH感受性
腫瘍細胞
要旨:
ケルセチンを封じ込めたリポソームの表面に、ビオチンを固定した。一方、ラッカーゼ(ケルセチンを酸化する酵素)を封じ込めたリポソームの表面には、アビジンを固定した。ビオチンーアビジン相互作用により、異なった2つのリポソームが結合したツインリポソームを形成した。このツインリポソームはpH 6.8にて、ケルセチンとラッカーゼを同時に放出した。ラッカーゼにより生じたケルセチン酸化体により、腫瘍細胞死を大幅に上昇した。