ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンは老齢ラットの肝機能を改善し、アポトーシス誘導蛋白質p53およびBaxの発現を減少し、肝細胞の抗酸化防御を増加する

Quercetin Improves Liver Function, Decreases the Expression of Pro-apoptotic Proteins p53 and Bax and Increases the Antioxidant Defense of Hepatocytes in Aged Male Rats

著作名:
Eman A. Al-Shahari
Eman R. ElBealy
Abdelhalim A. Alkhazendar
Abeer A. Alm-Eldeen
出典:
Pakistan Journal of Zoology
2022
54
2691-2698
DOI:
10.17582/journal.pjz/20191117091137
キーワード:
ラット
老齢
肝機能
酸化ストレス
アポトーシス
ケルセチン
動物実験
要旨:
30週齢のラットの生化学パラメータを、3週齢のラットと比較した。肝中のAST・アルブミン・SOD・カタラーゼ・GPxが減少し、肝中のALTと血中コレステロール・マロンジアルデヒドは増大した。また30週齢では、アポトーシスのマーカーp53およびBaxの肝組織における陽性領域が、26.04%および24.9%であった。以上の結果、加齢に伴って肝機能が低下し、肝組織に酸化ストレスとアポトーシスを促進した。しかし、ケルセチンを投与した30週齢のラットは、3週齢と生化学パラメータの差が少なく、p53およびBaxの陽性領域は0.6%および0.9%であった。